人生の腹を括った人の話

知人で1年ほど前に結婚して奥さんと同棲してる人がいる。その人は俺が出会った中で一番、論理的かつ建設的な思考の持ち主で、結婚してから今後の人生でかかるお金なんかをほぼ完璧に見通しを立てて、かかるお金に対した適切な消費をして、仕事を死ぬほど頑張ってる人でもありまだ20代なのにかなり高い生活レベルを誇っている。

 

その人の金融リテラシーはこれまた俺の知人でトップだが、やはり自分は腹を括ったからこそ色々頑張ったが、その環境にならないとやらないと思うという話があった。その通りだと思った。どれだけ人に言われても価値や重要度、行動の必要性を自分で感じないと人は何もしないと思う。俺は今お金についてはかなり重要だと感じ始めているので、金融リテラシー向上と今後の人生にかかるお金、自己資金について勉強を始めている。

 

人の悩みなんか、お金と仕事と恋愛が大半なんじゃないかって思う。例えばバンドマンだったり美術や芸術やってる専門家だったりは、自分の腕が全てだ。作品について考えることだけで脳みそを全て使い尽くすと思う。でもいわゆる普通のサラリーマン≒消費者の悩みは、やっぱりお金と仕事と恋愛だと思う。

 

さっき出てきた新婚の知人は、この3つに対してかなり落ち着いている印象だ。しかしそんな人の方が世の中は少ないだろう。お金と仕事と恋愛のどれか1個でも上手くいってれば、はっきり言って出来過ぎかもしれない。

 

俺の話だけど、お金についてはある程度勉強すれば悩みはなくなるかなと思う。今後の人生で必要なお金、必要な保険は勉強すれば理解できる。それに対して適切な消費をしていけば、とりあえずは豊かになれると思う。

 

仕事については、悩みが多い。ここ1〜2年ぐらいで更にIT方面への興味が強くなり、こっちの方向に思い切り舵を切りたいと思ってるが、まだ色々と勉強や情報収集を「ながら」でやることに落ち着いてしまってるのが正直なところだ。今の仕事を続け「ながら」二足の草鞋を履き続けるのか、スパッと辞めて厳しい環境に身を置きながら本気で働いてスキルを叩き上げで磨き、生きていくのか、未経験の俺がこの決断をするには年齢的には20代までと決めて進めた方が良いだろうな、って、今書きながらほぼ確信に至った。しかし、今の会社で、今の仕事をし続けたいという気持ちが微塵もない。これは大きな問題だ。1日も早く消えるべきじゃないのか?とは思うけど、福利厚生や給与、ライフワークバランスを保ち、ほどよく仕事をしながらお金を貯めることが出来る。さらに手に入れたいIT知識はやる気があれば手に入るということを考えると、やっぱり今辞めるのは勿体無いなって感じる。20代のうちということは、あと、丸2年だ。これがリミットだ。決まった。あと2年で会社を辞めて好きなことを仕事にするための準備を着々と進めます。

 

そして恋愛について。俺には付き合って3年になる彼女が居る。遠距離恋愛で、彼女は仕事というすごい重要なものを、とても大切にしている。今の会社と仕事を愛している。彼女は俺と違って大事なものが限られている。彼女は仕事とそして俺が大事だと、はっきり伝えてくれている。俺は近くに女の子が居ない生活を5年ぐらい送っている。前の彼女も遠距離だったからだ。正直に言って、近距離恋愛をしたいとかそんな気持ちも湧き出てる。魅力的な人ともっと出逢えるんじゃないかとか、この期に及んで考えてしまっている。自惚れも良いところだ。

 

なんで俺はいつも、自分には何でも出来ると思ってるのか。なんで魅力的な人が、俺と付き合ってくれると思ってるのか。なんで良い思いをもっと出来る人が居るとか思えてるのか、不思議でしょうがない。身なりとか髪型とか顔とか全然整えるの下手くそでかっこよくないと思うのに、何で魅力的な人と仲良くなれると思ってるんだろう。なぜ真っ直ぐ好きだと言ってくれる女の子の気持ちに寄り添えないのか。そんなに自信があるのか?そんなに良い思いが出来ると思ってるのか?良い思いってなんだ?